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晋山結制
  晋山の晋とは「進む」という意味です。山は「ヤマ」なので、晋山とは「山に進む」という意味になります。お寺には山号というものがあり、龍門寺の山号は禅勝山です。そこで晋山式ということは、言葉を変えると、新命住職(新しい住職)がお寺に入る儀式のことになります。
  曹洞宗の一僧侶が一ヶ寺の住職となるためには、以下の過程を行うことが必要となります。
【 得 度 】
  まず曹洞宗の僧侶になるには、曹洞宗寺院の住職によって、「得度(とくど)」という儀式を受けなくてはいけません。そして佛仏祖祖(ぶつぶつそそ)が代々に伝えた戒律と世俗から脱した証である僧名をうけ、その住職の弟子になります。

【 法戦式 】
  修行を重ねて、修行僧の集団の中で首座(しゅそ・第一座)をつとめます。首座はその修行期間のはじめにあたり、全雲水(ぜんうんすい)と禅問答の儀式を繰り広げます。これを法戦式といいます。

【 嗣 法 】
  首座の任を終えて、師匠から「嗣法」という儀式を受けます。これは定められた作法に従って師匠の部屋に入り、伝来伝えられた門派の秘事や口伝を授かり、その仏法を今日まで伝えてくださった諸仏と先師達に感謝の礼拝を行じる儀式です。

【 瑞 世 】
  嗣法を終えた僧侶は、永平寺(えいへいじ)と總持寺(そうじじ)に拝登し、瑞世の法要を行います。
  これは、本来「一夜住職」といわれるもので、元々地方寺院の僧侶に格式を与えるために、一晩だけ永平寺や總持寺の住職をつとめた、といういわゆる権威付けから始まったといわれています。
  現在では、嗣法が許された者が本山にて導師をつとめて法要を行い、歴代伝えられた仏法を自分が受け継ぐ事への感謝と報恩を先師達に報ずる儀式となっています。この儀式を経ると、一人前に僧として衆生を教化する資格を得、今までの黒い墨染めのお袈裟から、色つきのお袈裟をつける資格を得ます。

【 晋山結制 】
  瑞世を終えた者は自分の師匠の寺などで衆生を教化する布教活動を行います。そして、機が熟すると、寺の住職となります。寺の住職になる儀式を晋山式といいます。
  結制とは、その寺にて住職の指導で三ヶ月の特別な修行期間(制中・せいちゅう)を設けることをいいます。この儀式中、修行僧の第一座としてつとめるのが前述した首座で、現在一般寺院では法戦式は晋山結制の一連の法要の中で行われることが多くなっています。
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